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ハルカナ from fanbox
ハルカナ

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ショーダウンⅡ 『15:その刺激は想いを遥かに凌駕する』

15:その刺激は想いを遥かに凌駕する  ポーカーテーブルでの3度目の対戦と遅れて登場した結城社長と麗華とのやり取りを、閉じかけの疲れ切った目で見ていた綾香は……足裏に突如与えられた強烈なこそばゆさに身体をビクビクっと震えさせくぐもった悲鳴を口内に響かせた。  そのこそばゆさの原因は今しがた椅子の下に潜り込んだ赤髪のバニーが生み出したもので、彼女は綾香の無防備に晒されていた素足の足裏を見ると、それに吸い込まれるように両手を伸ばし指をコチョコチョと動かしてくすぐり始めたのだ。  その刺激が足裏に伝わるや否や綾香は疲れ切った表情をすぐに笑いを我慢する顔に変化させ、口から零れそうになる不快な笑いを必死に抑え込もうと力みを入れようとする。 「くっっふっ!! んぐっっっ……くく……うぅぅ!!」  必死に足をバタつかせてその凶悪な刺激から逃れようとする綾香だが、足首に歯を噛ませた手錠型の枷が彼女の足をガッチリと固定してしまっている為大きく動かすことが出来ず、逃げたくても逃げさせて貰えない。  バニーはそんな逃げられない綾香の足裏を容赦なくくすぐり回し、彼女を早々に笑う寸前の所まで追い詰めていった。 「うぅぅぐっっっ!! ひぎっっっ!? んむぐぅぅぅぅぅぅっっ!!」  バニーは綾香が足を逃がせないで藻掻いている様を恍惚な表情で眺め、左右の足裏を5本の指全てでランダムに触ってくすぐったくなる刺激を無慈悲に送り込み続ける。 「ひぎぐっ!? んぐぅぅぅぅむぅぅぅぅぅぅっぅぅぅぅ!」  足裏の至る所がバニーの細指によってこそばし回され、綾香は耐え難い掻痒感から呻き声をあげさせられる。 「くひぃ! んひっっ……ひひっ! くふぅぅぅっっっ!」  土踏まずを全ての指で引っ掻いたり、カカトを強く爪で引っ掻いたり、足指の付け根を綿を触る様な柔らかい手つきで撫でたり……そうかと思えば足の側面を逆手で撫で上げたり、足指の間に指を入れ込んでコシコシと指の股を擦ったり、母指球の膨らみを全ての指でモジョモジョこしょぐったり……。バニーは思いつく限りにくすぐったいだろうと思える刺激を綾香の足裏に送り込んでいった。 「くひゅっっふっ!! うぷっっくっっふっっ!! くっっくっっくっ……むぐふぅぅぅ!!」  手を変え品を変え足裏を刺激してくるバニーのくすぐりに、綾香は頬を我慢の息で膨らませ必死に吹き出すのを我慢する。しかし、今までの責めによる疲労が綾香の我慢する気力を根こそぎ奪い去っていて、唇を噛んで耐えようとする彼女の口を何度も弛緩させ歯を浮かせようとしてしまう。  その度に綾香はくぐもった笑いの欠片を零してしまう。断続的で途切れ途切れの声ではあるが、その声が漏れる度に口内に溜め込んでいた我慢の息も一緒に吐き出されて行ってしまう。  もはや数分だって耐えられる自信はない……  今、笑わずに済んでいるのは奇跡ではないかと……自分でも思ってしまっている。 「くっっくっふ! くふふ……ふふっ!! ンフフフフ……フフっ! ぐぅぅくぅぅぅぅ!!!」  椅子の下からは足裏をくすぐっているカサコソという音が響いて聞こえて来る。  その音を聞くたびに綾香は肩を震わせ、痙攣するかの様に顎をヒクヒクと震わせて声を漏らしてしまう。  足の裏がくすぐったい……  くすぐったいけど……逃げられない……  逃げられないから……くすぐりの刺激を我慢するか、笑ってしまうかの選択を常に迫られる。  少しでも“苦しいから我慢するのをやめよう”と意志が傾けば、たちまちに綾香は口から笑いを吐き出してしまうだろう。  だから我慢するという選択肢しか綾香は選ばないが、でも……この“我慢”をいつまで続ければやめて貰えるのかなんて分からない。  分からないから余計に精神がすり減ってしまう。  それは……果ての無い我慢比べをさせられているようで、ゴールの見えないマラソンを走らされている気分にさえさせられる。  結局この我慢は……“いつまで我慢しなきゃいけないか?”という疑問から……やがて“これだけ我慢したのだからもう良いだろう”という妥協に変化していく事になる。  精神力がすり減り、いよいよ笑いを我慢できなくなると……綾香はそのような妥協を自分に下し、笑う準備に入ってしまう。  この苦しい我慢から早く解放されたいと…… 「ぐむぅぅうぅぅっぅ! んぐ、んぐぅぅ! んふ、くふ、くっっふっっ!!」  しかし、一度でも妥協すれば……その刺激にはもう二度と逆らえなくなってしまうという事も痛い程理解している。妥協し我慢する事から逃げれば、待っているのは安楽ではない……更なる地獄なのだ。  笑いが笑いを誘ってまた笑わされるという無限地獄。この笑いを自分の意思で止める事は出来ない……引き金となっているくすぐりが止まらない限り笑わされ続ける事になるのだ。  綾香はこのくすぐりに精神的にも肉体的にも苦しめられる羽目になる。  自分の意思を剥奪され、浮かべたいとも思っていない笑いを無理やり顔に作らされ、出したくもない笑い声を力の限り吐き出す事を余儀なくされる……  尊厳もプライドも権利も意志も自由も……全て剥ぎ取られる精神的な恥虐を受けながら笑うという過剰運動を強制的に強いられ、肉体的にも摩耗させられるこの辛さは生きている中で味わい得る凶悪な地獄であると言っても過言ではない。  その地獄に自分で堕ちるかどうかの選択を綾香は今迫られている。  我慢をやめれば地獄……  我慢し続けても……その我慢が報われる保証はない。せいぜい……地獄に堕ちるタイミングが少し先延ばしになるだけの効果しか生まない。  それを知っていても尚、綾香が我慢を手放さないのは……夏姫という枷が目の前に映し出されているからに他ならない。  少しでも……彼女を苦しみから救ってあげたい……  少しでも、休める時間を増やしてあげたい……  その想いが綾香の我慢をギリギリの所で踏みとどまらせている。  挫けそうになっている気力を奮い立たせてくれている。 「はひっ!? いひっ! ひっ!! はぐぐぐぅぅぅ~~~~~っっふっ!! くひゅぅぅぅぅっっ!! んぐぐぐぐぐぐぐぐっっ!!」  夏姫の為にも笑ってはダメだ! と、綾香は繰り返し自分に言い聞かせるが……足裏から送り込まれる刺激は、そんな彼女の想いを“くすぐったい!”という反射行動で塗り潰していく。  バニーの細指が土踏まずを摩ったり、カカトを引っ掻いたり、足指を撫でたりする刺激が綾香の我慢を上回るこそばゆさを生み出して来る。  夏姫を守りたい……  しかし……想いとは裏腹に、腹の底から沸々と“可笑しさ”が込み上げて来る。  その可笑しさは笑わないと消化できない。笑わない限りは喉元から口内に留まり続けて……呼気が渋滞しているかのように口内を圧迫し口を開かせようと働きかけて来る。  この苦しい圧迫を……すぐに吐き出したい……。  我慢する事をやめ、笑う事を妥協し、全部吐き散らしてしまいたい……  そういう衝動が堪え切れなくなり、綾香は徐々にその欲求へ白旗を上げ始める。 「くひゅっっひゅひゅ!! うぷぷぷぷぷ、ぐくっっくくくくく!! んくふっっふふふふふ!」  口端から熱のこもった息が漏れ始める。顎はプルプルと震え、息の漏れた口端からは我慢出来なくなった涎が溢れ出て顎先を濡らし始める。  くすぐったい、じれったい、ゾワゾワする……  ムズ痒い、こそばゆい、ジッとしていられない!  様々な刺激が綾香の足裏を襲う。その度に色々な感情が溢れ出して綾香を更に追い詰める。  逃げたい! 掻き毟りたい! 払い除けたい! のた打ち回りたい!  指が動くたびに電気刺激の様な痺れるこそばゆさが湧き上がって、綾香の喉元に次々に笑いを突き上げて来る。  彼女はそれを必死に我慢するが、口には力が入らず口角筋は笑いの痙攣を頬にさせ始め彼女が笑う事を助長してきている。  もう無理だ……  もう限界だ……  綾香はそれを悟った時、やはりあの妥協を頭の中に浮かべてしまう。 『これだけ我慢したのだから……良いよね?』 『頑張ったから……許してくれるよね?』  と、その言葉を浮かべた瞬間……身体からフッと力が抜け去り…… 「ぷはっっっっ!!!! んぁあぁぁっっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、ひぎゃ~~~っはははははははははははははははははははははははははははは、イヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」  綾香は再び笑い出してしまった。  まるで……栓を閉めた筈の水道管から突然栓が外れ、溜め込まれた水を勢いよく吐き出すかのように……溜まりに溜まった笑いが次々と綾香の口から吐き出されていく。 「ぃぎゃ~~っははははははははははははははははははははははははははは、やめぇ~~へへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、やっぱり無理ぃィひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、我慢出来る訳ないぃぃひひひひひひひひひひひ!! 笑うの我慢するのなんて無理だってぇへへへへへへへへへへへへへへ!! イヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、んへひひひひひひひひひひひひひひひひひ、くひ~~っひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! だはははははははははははははははは!!」  綾香が笑い始めると、少しタイミングをずらしてモニターの中の夏姫も同じように笑い悶え始める。  青髪のバニーが再び夏姫の足元に潜り込んで、彼女の足裏をくすぐり始めたのだ。  そのくすぐりに夏姫は疲れなど吹き飛んだかのように激しい笑いを吐き散らしていく。 「にゃははははははははははははつきぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 夏姫ぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひ、いひゃははははははははははははははははははははは、だめ! 夏姫は許してぇへへへへへへへへへへへへへへへ!! わたじだけにしてぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! おでがいぃぃひひひひひひひひひひひひひひ!!」  綾香は必死に夏姫の為に懇願するが、その懇願を聞き入れてくれる者はいない。 「あぁ~~あ、綾香様ったら……また笑ってしまわれたのですかぁ? この程度でだらしがない……」  懇願を聞き入れるどころか、牡丹は綾香の笑い悶える様を楽しむように見ながら彼女の露出した“脇腹”に人差し指を沈み込ませていく。 「散々夏姫様が苦しんでる姿を見て来たでしょうに……それでも我慢できずに笑ってしまうのですから、綾香様は余程の根性無しだと言わざるを得ませんね?」 「だはっっへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!! だっへぇへへへへへへへへへ!! もう、我慢すりゅ体力にゃんて残ってにゃいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 力が抜けて勝手に笑らっひゃうぅぅふふふふふふふふふふふふふ、ひぎ~っひひひひひひひひひひひひひひひひひひひぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」 「そんな言い訳……夏姫様の顔を見て言えますかぁ? ほらぁ……また苦しみ始めたんですよぉ? 彼女……♥」 「無理なんだってぇへへへへへへへへへへへへへへへへ!! 我慢なんてむりぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、私ぃくすぐりに弱くされちゃってるんだからぁぁははははははははははははははははははははははははは!!」 「反省は無しですかぁ? まったく……困った方ですねぇ……言い訳ばかりして。仕方がありません……でしたら私が夏姫様に代わって罰を与えて差し上げましょう♥ 根性無しの綾香様に……狂笑の罰を……♪」  牡丹の人差し指が綾香の脇腹に深く突き刺さったかと思うと、その指にググっと力が入り始める。 「ふひっっ!?!? ちょ、ちょっっ……! んぐぎっっひひひひひひひ、わ、脇腹っっ!!?」 ――モニョ♥ ムニョ♥ グニグニ♥  力のこもった人差し指はそのまま綾香の脇腹の奥にある“笑いのツボ”を探る様に強い揉み込みを入れ始め、彼女を痺れさせる程の猛烈なくすぐったさの電流を浴びせ始める。 「っっぃ!? ほぎゃ~~~~~~~~っっっははははははははははははははははははははははははははははははははははは、イヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、ちょ待っっははははははははは、待っへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、それ無理ぃぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  そのくすぐりが始まった瞬間、綾香は上半身を可能な限り前に倒そうと藻掻き足も出来る限りの抵抗を試みようとバタつかせる動きをさせた。しかし、当然ながら手足の枷が綾香の行動を抑止してしまい、彼女は大した抵抗も許されないまま枷の金属音を鳴らせるだけに留められた。 「んぎゃ~~っはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっはっは、やはははははははははははははははははははははははは、脇腹だみぇっ! 脇腹ぁぁぁあぁぁははははははははははははははははははははは、駄目ぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」  牡丹の親指は背中に押し付けて綾香が暴れても手が離れないよう抑える役目を担い、人差し指以外の指は脇腹の括れに添えて手の位置を変えないよう支えを取っている。そして、責めのメインである人差し指は脇腹の柔肌に窪みが出来る程の力で押し付けられ、肌の奥まで到達した指先は第二関節から指先に至るまでを強く曲げ肌の奥にある神経を直接マッサージするかのように揉み解すくすぐり方をしている。  そのくすぐったさたるや、今までのくすぐりが手を抜いてきたのではないかと思える程の強烈な刺激で……綾香は目が飛び出んばかりに瞼を開かせ、その大きな瞳から笑いの涙を豪快に流す程の爆笑を強いられる事となった。 「ィギャ~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ、やべでぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、それじぬぅぅふふふふふふふふふふ、そのくすぐりぃぃひひひひひひひひひひひ、死ぬぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふ、くぁはははははははははははははははははははははははははははは!!」  食い込んだ人差し指は肋骨と腰骨の間の柔肌を豪快に揉み解して強い刺激を綾香に与えていく。その刺激はマッサージと呼ぶにはあまりに強すぎる刺激だが、痛みを覚える程の強さではない。牡丹は痛くなるかならないかのギリギリのラインを見極め、綾香が最大限“くすぐったい”と感じる刺激を調節して送り込んできている。 ――クニュクニュ、クニュ♥ モニュモニュ♥ グニグニグニ♥ モジョモジョモジョ♥ 「ぶっっはっっ!? ンギャアァァァァッッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハッハ、いにゃ~~っははははははははははははははははははははははははは、ぇひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ、くるひっっひひひひひひひひひひひひひひひひひ、これ苦ひぃっっひっっっひっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!!」  綾香は上半身を出来る限り前屈みにし、顔を左右に振り乱して激しい笑いを吐き出し続ける。止めどなく溢れて来る涎は椅子の左右に撒き散らされ、零れ続ける涙は吹き出た汗と合流し顎から首筋までを濡らし尽くしている。  降ろせない手は疲労が限界に達したのか……それとも暴れさせるのが無駄だとやっと悟ったのか……枷に抵抗を示さなくなり拳も握れず力なく垂らしている。  一方足の方は相変わらずバニーのくすぐりを嫌がる様に足先を左右にバタつかせ、くすぐりから逃げようと無駄な抵抗を続けている。  顔からは血の気が引き、酸欠による苦しさが綾香の表情を苦痛に歪ませている。綾香はその苦痛に歪んだ顔を維持しようと試みるが、苦痛よりも更に上をいく“くすぐったい”という感覚が彼女を無理やり笑わせてしまい……苦痛に顔を引き攣らせながら笑うという歪んだ笑顔を彼女に強いてしまっている。 「はぎひひひっっひひひひひひひひひひひひひ、イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!! ひぃひぃ、くひぃぃ~~っひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ぇはははははははははははははははははははははははははははは!! くるぅぅふふふふふふしぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 苦しいぃぃひひひひひひひひひひひひ!! もうやめぇぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ、やめでぇへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「綾香様ぁ? 反省しましたかぁ? だらしなく笑ってしまった事……ちゃんと心の底から反省されましたかぁ?」 「はぎぃぃひっひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、じだぁぁははははははははははははははははははははは、反省じだがらぁははははははははははははははははははははははは!!」 「でしたら……夏姫様に謝罪なさってください? 言葉は届きませんが……誠意だけでも私にお見せ下さい♥」 「ひぎっ! いぎぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! ごべんっっふふふふふふふふふふふふふふ、夏姫ぃぃひひひひひひひひひひひひひ、ごべんっっっ!! わだじがぁぁぁははははははははははははははは、わだじがだらしなぐでゴメンっっんんっふふふふふふふふふふふふ、おぁははははははははははははははははははははははははは!!」 「そうそう♥ ちゃんと謝れて偉いじゃないですかぁ♪ そういう素直に自分の情けない部分を受け入れる姿勢……私は好きですよ?」 「おでがひひひひひひひひひひひ、謝っだぁぁははははははははは、謝っだがらぁぁはははははははははははははは、ソコやめでぇへへへへへへへへへへ!! 脇腹はやめでぇへへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「フム……そうですねぇ~。そろそろ刺激に慣れて来る頃合いでしょうし……要望通り脇腹は許して差し上げましょうか?」 「ひっひっひっっ! いひぃ~~~っひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひっひ、うひははははははははははははははははは!! もう、限界っひひひひひひひひひひひひひひひ、笑うのもう限界ぃィヒヒヒヒヒヒヒヒヒ!!」 「では……次は脇腹から上へ戻って~~♪」  牡丹はそう言いながら綾香の脇腹からサッと両手を放す…… 「このままワキをコチョコチョし直して差し上げましょうね♥ それ~~っ♪」  そしてそのまま手を構えさせたまま上の部位へと位置を変え、綾香の剥き出しになっている腋の部位に再び手を当てて全ての指をワキワキさせながらその腋に両手を触れさせて行った。 「ほぎゃっっ!? ぃひゃはっっ!? ちょほっっ!! 腋っっひひひ!? またワキぃぃぃぃいいぃぃぃいぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! ヒギャ~~~ッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」  脇腹への強烈な揉み込む刺激から一転して、腋の伸びきった薄肌を全ての指で引っ掻き回すようなくすぐり方に変わり……綾香は構える間もなく刺激に笑わされ、身体が痺れたかのように痙攣させてしまう。  5本の指全てが腋の皮膚を上下左右斜めにと縦横無尽に動き回り、指先がコチョコチョと肌の敏感な神経を刺激していく。  その突然の部位変更とくすぐる刺激の質の違いに綾香の脳は対応できず、半ばパニックを起こすように笑い悶えてしまう。 「おがっははははははははははははは、うひ~っひひひひひひひひひひひ、イヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ、こそばっっはははははははははははははははははは、こそばいぃぃひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! やめでぇへへへへへへへへへへへへへへへ!!」 「ほ~れ、ほれ、ほれ~~♪ 腋だけじゃありませんよぉ? 胸の横も肋骨の下の方もコチョコチョして差し上げますぅ♥ もっと笑い狂ってください? ほれほれ~~♥」  腋を素早く蹂躙し尽くすと、すぐにその手は下へと移動して胸横の部位をくすぐり始める。 「ひゃっっ、ぎゃあぁぁあぁぁぁぁあぁぁははははははははははははははははははははははははははははははははは、イヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ、くひぃ~~っひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ!! 死ぬぅぅふふふふふ、笑い死ぬぅぅぅうぅぅぅぅふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ!! くぁはははははははははははははははははははははははは、ひへははははははははははははははははははは!!」  くすぐり方は腋と同じように指先をコチョコチョと素早く動かすくすぐり方だが牡丹はその動きに少しの“揉む動作”を挟み、綾香の胸横に走っている肋骨の間を揉み解すくすぐりも加えた。  その刺激はムズ痒いだけのこそばゆさに強いスパイスとして綾香の笑いの味変をもたらし、枯れ果てる程に吐き出し尽くした笑いに尚も新鮮な吐き出し笑いを強いる事となった。 「おげぇへへへへへへへへへへへへへ、いぎひぃぃっひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ、ひぃ、ひぃ、ひぃっっひひひひひひひひ、ぅあははははははははははははははははははははははははは、ゲホゲホゲホ!! ゲホゲホっ!! んげっっっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへっへ、くへへへへへへへへへへへへへへへへへへ……」  綾香の笑いはもはや最初の勢いからほど遠い程の……か弱い笑いに成り果てていた。  本人はぐったりと倒れ込んでもおかしくない程の疲労感を感じているが、二人のくすぐりがその疲労感を無視して笑わせようとして来る為……綾香はそれに付き合わされる形で力のない笑いを吐き出し続けている。  笑い声に勢いは無くなったが、それでも発声とそれに伴う呼気の吐き出しと笑う為の全身運動は変わらず強いられている……だから、どんなに体力的な限界を感じていても本能的な笑いは止められず苦しさと肉体的疲労感と精神的なうんざり感は蓄積され続ける。  綾香がそれをどんなにうんざりしていると感じていても牡丹とバニーがしつこく綾香の身体をくすぐって笑わせようとする為、彼女はしんどくなっている身体に鞭を打ってでも笑いを吐き出す事を強制される。 「いひゃははははははははははは……うぎひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ……ぇはははははははははははははははははははは……ほほほほほほほほほほ、ぉほほほほほほほほほほほほほ、んはははははははははははは……ひぃ、ひぃ……いひっ……ひぃ……」  どんなに疲れていても……どんなに笑いたくなくても……どんなに辛いと思っていても……  くすぐりは綾香を無理やり笑わせてしまう。  拘束された彼女に……そのくすぐりを拒否する権利はない。  牡丹とバニーが手を止めてくれるまで笑わされ続けるのが……くすぐりの刺激に負けて笑ってしまった綾香に対する罰なのである。 「フフフ♥ 随分と笑い声に元気が無くなってきましたねぇ……もう限界ですかぁ?」  牡丹はくすぐる手を少し弱め綾香に言葉を促す。 「はひはひはひぃぃひひひひひ、はひ、はひぃ! も、も、もう無理! 無理……無理……ひぃひぃ……ハァハァハァハァ……」 「……私のくすぐり……辛いでしょ? やめてあげましょうか?」 「ひぃ、はぁ……はひぃ……ヒィ……ハァハァ……つ、辛い……。も、もう……や、め……て……」 「……すっかり怯えちゃっているじゃありませんか♥ そんなに怖がらなくていいのに……」 「も、う……無理……。ハァハァハァ……限界……だ、か、ら……ゲホゲホ!! これ以上は……本当に……死んじゃう……から……ひ、はぁはぁはぁ……」 「仕方ありませんねぇ? それでは……ご要望通り“腋”をくすぐるのはやめてあげましょう……」 「ハァハァハァ……ひっは……はぁ……はぁ……はひ?」 「綾香様も飽きて来てたでしょう? 私にワキをくすぐられる事に……」 「っは? ぁひ??」 「だから、私が次は綾香様の足裏をこしょぐる事にしましてぇ……腋の方をバニーさんにお任せしてあげましょう♪ これでまた飽きずに笑い悶える事が出来るようになるでしょう? ウフフ♥」  「は……ひっ!? ちょ、ちょっと……待って! ま、だ……くすぐる……つも……り?」  牡丹の言葉に顔から更に血の気が引いていく感覚を味わう綾香……。  背中には、こもった熱を一気に冷ますような冷たい汗がタラリと垂れ落ちていく。 「さぁ、随分と久しぶりな気がしますが……足裏はどんな感じに仕上がっているかしら? 楽しみですねぇ~♪」  牡丹は含み笑いを口から漏らしながら、足場を降りて椅子下のバニーと交代する為に声をかける。 「フフフ……遠慮はいりません♥ 貴女も……綾香様のあの美しい腋を……存分に味わってくださいませ?」  椅子の下からバニーが姿を現し、牡丹の言葉にニヤリと不敵な笑みを浮かべる。 「……はい♥ 私……足の裏も好きですが……腋の方も大好物なので♪ 存分に味わい尽そうと思います♥」 「良い心がけですね♪ 貴女……今度私の部屋へ来て下さらない? 私が直々にくすぐりの作法を伝授して差し上げますから……」 「まぁ! よろしいのですか? それは是非! 勉強させて貰いたいです!!」 「フフフ♥ いいですよ? 貴女のその魅力的なお体に……植え付けて差し上げましょう♥ くすぐり施術の神髄を……」 「…………は、はひ♥♥ た、楽しみにしてますぅぅ!!」  その様なやり取りをして赤髪のバニーと牡丹は責め位置を交代した。  バニーは頬を真っ赤に染めて惚ける様な表情を浮かべながら、踏み台を登って綾香の背後に立った。そして、小声で囁くように彼女の耳に言葉を入れていく。 「フフフ……綺麗なワキ♥ 汗がライトを反射してキラキラ輝いていますねぇ♥ とても綺麗で見惚れてしまいそう……。この敏感そうなワキに私が指を這わせたら……どんな反応をして見せてくれるのでしょう? 楽しみです……とてもとても……楽しみですぅ♥」  背後から手を出し指をワキワキとさせてみせるバニーに、綾香は青冷めた顔を必死に横に振って嫌がるそぶりを見せる。  もうこれ以上の責め苦は耐えられない……と、叫ぶように必死に顔を横に振って慈悲を求めている。  しかし、バニーは綾香のそんな態度を無視するようにワキワキさせた手を綾香の汗にテラついたワキに忍び込ませていく。  そして……牡丹以上に無慈悲に……その手を勢いよく腋へと密着させて……


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