一つ、まずいことが起きてしまったので、自戒も兼ねて此処に記す。
2022年の年末年始、僕は何もしない時間を過ごしていた。
身体と精神を休める目的で、何もしないでおこうと決めた上での行動だ。
映画を見たり謎解きをしたりマーダーミステリーをしたり本を読んだりゲームをしたり新しい茶器を買いに行ったりと、それはもう自由な時間を謳歌していた。
そこでたっぷりと英気を養い、新年からスタートダッシュを切っていこうという気持ちでいたのだが、最近2・3日くらい体調を悪くした時期があった。
幸い、『本当に体が辛い!』というようなものではなく、『あ、なんか辛いな……』といったレベル1.5くらいの体調不良(レベル10で入院)のため、配信スケジュールを滞らせることは無かったが、その間は原稿や他の作業が出来なかった。
土地の気温が低いこともあり、当社比で冬場に体調を崩しやすい性質だったので、その間は温かい物を食べて大人しく過ごしていた。
ここまでだったら、特に反省の必要もないだろう。体調を悪くしたから身体を休める、当たり前の事だ。むしろ我武者羅にがんばって病状が悪化する方がまずい。
問題はここからである。
それ以来、無自覚に『冬場の無理は良くないな……』と言って作業を休むことが増えた。昨日だってそうだ、「少し喉が痛い気がするから、ゆっくり身体を休めよう」「眠りが浅かったのか、少し眠いから作業はやめておこう」そんな具合に、自分がやらない理由を探してしまっていた。
要するに、休みボケが抜けていなかったのだ。
誰でも長いこと休み……あるいは楽な生活を送ると自分の限界を忘れる。休み前はぼちぼち80%くらい出せた成果が50%程度しか出せなくなってしまうのだ。更にタチの悪いことに、僕は自分でも自覚があるほどに生真面目だ。
生真面目におよそ3年間活動をしていた僕が、急に何もしなくなってしまったらどうなるか……そう、やる気がどこかへ行ってしまったのである。
これはまずい、各種原稿の締め切りも迫っているのに、マダミスも今年に2本出したいのに……と思いながらも、自分で自分を堕落させてしまうという最悪な状況に陥っていた。
策士は策に溺れ、堕落の魔法使いは堕落に溺れる。
楽な生活に浸り、沼の温さに囚われて一歩の前進もしなくなる。或いは、ほんの少しの身動ぎを前進と捉えて、「今日はこんなに頑張った」と、猫の額程度の進捗を大袈裟に認め、無自覚に自分を甘やかす。
あまりに、あまりにこれはまずい。
そのため、僕はある枷を自分に課した。
断腸の思いで、アルフォートを封印したのだ。
たまたま魔王城から持ってきていた小箱に鍵を入れる。
そして、アルフォートが入っている箱に南京錠を付ける。
そして、小箱に印刷した紙を張った。
今日のタスク、〇〇、〇〇、〇〇、全て終えたら開いても良し。
そう、僕は大好物のアルフォートを封印することによって、娯楽を人質に作業を課したのだ。このくらいしないといけない、娯楽が作業より先に来てはいけないのだ。
僕は人類を堕落 “ させる " 側であって、自らが堕落するようなことがあっては魔王様にお仕置されてしまう。
という事で、僕はタスクが終わるまでアルフォートを禁じる生活を始めることにした。僕の勇気・英断・努力・未来・A beautiful star を皆にも見守ってほしい。
あ、君達は堕落してもらって結構だよ。僕は堕落の魔法使いなので、それが本懐だ。
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そして今、僕は今日のタスクを行っている最中である。
この手法はやはり上手くいく、集中力が上がっているのがわかる。
アルフォートは3箱目、いちご味は相変わらずおいしい。
………………おや?
るしお
2023-01-15 08:28:15 +0000 UTC縷々道 生我
2023-01-14 11:28:32 +0000 UTC墓薙
2023-01-14 09:19:35 +0000 UTC