FANBOX記事はマダミス作成時の事を書こうと思ったけど、何もかもがネタバレになりそうで何も言えない。でもせっかく5月末にリリースしたのならマダミスの事について書きたい……。
と思ったので、マダミス作成に至った経緯を月毎に綴る事にした。ネタバレはないので、まだプレイしてないよ!という人も是非とも読んでくれ。
『そうだ、マーダーミステリーを作ろう』と思い至る。作ろうと思い至った理由は明確には思い出せないが、2周年記念で告知できるコンテンツが欲しいという純粋に不純な動機だった記憶がある。
元々文章を書くのは好きだったのだが、Youtubeと文章媒体の相性はあまり良くなく世に出す機会に恵まれてなかった。
そんなモヤモヤの中、Vtuber活動初の文章コンテンツである『墓場環状線』の原稿を書き上げたばかりだったというのも勢いに拍車をかけた。
物書きは皆この病気に罹患していると思っているのだが、作品を作っていると7合目くらいで一旦精神が壊れるフェイズがある。だが、書き終わると不思議と壊れた心が元に戻り、モチベーションが次へと向かっていくのである。
故に原稿を上げたばかりの物書きは支離滅裂な言動を繰り返す。
そっとしておいてあげてほしい、疲れてるんだ、きっと。
マーダーミステリーを作ろうと思ったは良いものの、どんな題材を書けばいいのやら。そんな事を考えながら執務用PCの整理をしていると、3年前に作ろうとしたTRPG用のシナリオプロットが出て来た。
そう、実は『機械島奇譚』は3年前に僕が書こうとしたTRPGの設定を基にして作られたのである。
僕はTRPG用のシナリオプロットを、マダミス風に書き換え、そこにキャラクターを落とし込んだ。それが12月上旬の話。そこから何かやる気が無くなって、何もしない期間に入る。
約1ヶ月何もしなかった、『このままではまずい』という危機感にとらわれる。またヴィランの歌ってみたのようにやるやる詐欺になってしまう。(やります、と言ってから1年半経過中)そう思って、テストプレイの日程を2/15に設定しメンバーを集める。
テストプレイのメンバーが決まってしまえば、僕は原稿を書かざるを得ない。何故なら、人に迷惑を掛ける事を極端に嫌う、魔族の一人っ子っぽい部分が出るからだ。
また、夢野さんと消失ホラゲを終えたある日。マダミスを作ろうとしているという話をしたら『デザイン手伝おうか?』と言ってくれたのでお願いした。売上はいらないと言われたが、それは流石にあり得ないと思って数回売上をもらってくれ!という交渉をした。駄目だった。
ついに書き上げた!合計4万5千字!かなりの時間をかけた大作である。テストプレイは無事行われ、プレイヤーの皆から『楽しかった!』という感想をもらった。
ただ、自分の中で難易度に偏りがあるな、と思ったのと、推理導線が曖昧な部分あったので、ほぼリライトするレベルで書き直しを行う事にした。
2/22の2周年記念配信でも進捗を報告する事ができ、なおさら頑張ろうと思った。
ほぼリライトするような形で推敲を行った。
これで残りはGM用の資料とあとがきだけだ。そう思った所でやる気の糸が切れた。
先述した『7割進捗の精神崩壊』である。
ま、まあ、4,5月末に出すって言っていたし?別にここでちょっと休んでも大丈夫かな~~~?
そう思って3月はほとんど何もしなかった。愚か魔族である。
僕を笑ってくれ、そのおかげで5月あんな目に合うのだ。
4月下旬、流石にやばいと思い至る。
デザイン担当と打ち合わせをして大体のスケジュール感を決める。
GM用資料を書き上げて推理導線を整理、推理導線の整理中に気になったことを書き出して原稿の整理。正直原稿を書き上げる時間の3倍程度の時間がかかっている。
というのも、マーダーミステリーのシナリオは1つの行動を変えるだけでそれにかかわる様々な物も書き換えていかなければならないのだ。
例えばAが21時に●●した、という文面を変える。
すると、そのAを目撃した人のハンドアウトの書き換え、お互いすれ違いが起きる場所にいないかの場所の確認、状況によっては推理導線の組み換えなどが発生してしまうのだ。
あまりに見通しが甘かった……4月末から僕の地獄が幕を開けた。
リライトにリライトを重ねて2回目のテストプレイに臨む。思い出したくないほどの修羅場である。毎日何をするにしても脳内のイマジナリー機械島奇譚が「原稿は大丈夫キカか~?」と僕を焦らせてくる。幻聴だが。
これから何かを作ろうとする信徒へ切に伝えたい。リリース日は完成予定の2週間ほど後にするのだ。でないと大変なことになるよ。僕のように。
そんなこんなで5/25、最後のテストプレイを経て5日間修羅の刻を過ごし、なんとか『機械島奇譚』は販売に至った。なんと販売の1時間前まで原稿の手直しをしていた。
終わった後に入ったお風呂は、世界一気持ち良かった。
この瞬間のために、僕は何かを書くのであろう。
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◯あとがき
販売したマダミス、1年で50本売れたらいいなと思っていたのだけれど、これを書いてる現在(6/5夜)時点で75本も買ってもらえている。皆、本当にありがとう。
日々増えていくBOOTHのスキ♡(イイネみたいなもの、俗っぽいね)と、購買数を見て、次回作のモチベーションを上げる日々である。感謝。
縷々道 生我
2022-06-09 12:52:49 +0000 UTC墓薙
2022-06-09 10:36:04 +0000 UTC