現在、久しぶりにCOC(クトゥルフ神話TRPG)のシナリオを執筆中である。
COCのシナリオを書くのは、おおよそ十年ぶりになるだろうか。
以前書いたシナリオは、オフラインで身内に回すために三日程で書いた物だった。どこにも出す気が無かったので、自分が一度だけ卓を回すためのメモ書きのような仕上がりだったことを覚えている。慣れないGMを、臨機応変さだけでやっていた。
しかし、今回書いているのは曲がりなりにも売り物にするシナリオである。しかも、十年前と違って、オンラインTRPGは一大文化となっている。人口はマーダーミステリーの十倍、シナリオ数に至ってはマーダーミステリーの百倍以上はあるだろう。
そのため、以前のようなメモ書きを販売してしまえば、僕はたちまちのうちに界隈のレッドリストに入ってしまう。(TRPGの界隈は、なんかそういう怖い人が多いイメージがある)そのため、誰が読んでも同じくシナリオを回せるように、再現性を持った文章を書くことを意識して、原稿を進めている。
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マーダーミステリーと違って、TRPGは大本のルールブックが存在する。
マーダーミステリーを書いていた頃は、自分でルールを考えなければならなかったのだが、TRPGは大本のルールを参考にしていいのだ。なんと素晴らしいことだろう!
……しかし、ルールを自分で制定できるというのは、苦労する面も多いが、制作の幅が広がるという側面がある。一方で、TRPGは用語やルールなど、既に決まっていることが多いため、それらをなぞってゲームを作る必要がある。
勿論、全てをルール通り、用語通りに書く必要はない。あらかじめ用意された材料をどう使うかは書き手の判断であり、GMの判断である。
まな板に載せられた『牛肉』という素材を、カレーに使おうがシチューに使おうが、それだけで怒りを感じる人はいないだろう。
だが、用意された『牛肉』という素材を『まるごと』使わずに、『買ってきたココイチのビーフカレーを食卓に並べた』となれば、反感を持つ人は出てくると思う。
分かりにくい例えをしてしまった。要するに、TRPGの製作は、マーダーミステリーとは別の意味で縛りがあるのである。
シナリオ展開的な意味ではTRPGの方が自由が効く。一方で、システム構築的な意味では、マーダーミステリーの方が自由に製作ができると感じた。
クトゥルフ神話という土台に、どれだけ僕の好きな要素を詰め込めるか、それが課題になるよなぁと思いながら、筆を進めている。
今回、題材にしようと思っているのは、『遠野物語』である。配信中にも話をしたのだが、先日東北地方に旅行に行った際に、『遠野市立博物館』に感銘を受けた。そのため、『遠野の博物館を経由して過去の遠野に行く』という話を作りたいと考えたのである。(ここまではあらすじなので、別に知っていても問題はない。)
妖怪、民俗学、伝承の美しさと脆さ。そういった物を表現できれば幸いだ。
〆切は12月22日。それまでになんとしても完成させようと思う。
縷々道 生我
2024-12-02 05:48:13 +0000 UTC縷々道 生我
2024-12-02 05:47:18 +0000 UTC墓薙
2024-12-02 05:36:16 +0000 UTC蝶々
2024-12-02 05:31:19 +0000 UTC